「えっ……これ、蓋だったの!?」
私はキッチンで、長年使ってきたタニタのキッチンスケールを見つめながら、思わず声を上げた。
もう何年使っているだろう。
毎日の料理に、お菓子作りに、パンを焼くときに。
小麦粉も砂糖もバターも、いつもこのスケールで量ってきた。
上にあるクリーム色の部分が、食材を載せる計量皿だと疑いもしなかった。
ところが、ある日。
ふとスケールを見て、私は気になった。
「なんだか最近、上の部分が黄ばんでいる気がする……」
よく見ると、細かな汚れもついている。
洗剤をつけて拭いてみても、隅の汚れがなかなか落ちない。
「何年も使っているんだから、仕方ないか」
そう思いながら、いつものように食材を量ろうとした。
そのとき、端の部分に目が留まった。
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