たった1本の鉛筆を動かすだけ。
そんな簡単そうな問題に、ここまで頭を悩ませるとは思わなかった。
昼休み、友人がスマホの画面を見せてきた。
「これ、解ける?」
そこには黄色い鉛筆で作られた「96」という数字が写っていた。
問題は英語で書かれている。
『鉛筆を1本だけ動かして、最も小さい数字を作れ』
私は思わず笑った。
「こんなのすぐ分かるでしょ」
「じゃあ、答えてみて」
「ちょっと待って」
画面を拡大すると、数字は電卓の表示のような形になっていた。
左側が9。
右側が6。
それぞれ複数の鉛筆を組み合わせて作られている。
動かせるのは1本だけ。
最初に思いついたのは、右側の6を変えることだった。
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