この地図では、全国の47都道府県に、それぞれの“地元発祥の有名企業”のロゴが配置されています。たとえば、東京都には「NTT」、愛知県には「TOYOTA」、長野県には「EPSON」、大阪府には「Panasonic」と、誰もが一度は目にしたことがある超大手企業がズラリ。
一見すると「まあ、そりゃそうだよね」と思う一方で、見れば見るほど「えっ、そこが本社だったの!?」という驚きや、意外な企業が“県の顔”になっているパターンも多々あります。
「家電といえばヤマダ」ですが、群馬県が本拠地というのは意外と知られていない事実。周囲を囲む栃木の「コジマ」や茨城の「ケーズデンキ」と合わせて、関東内陸部が“家電量販店の聖地”だったということに気づかされます。
都市部のイメージが強い業態が、実は地方発というのも地域経済の面白さです。
EPSONといえばプリンタ・精密機器の代名詞。長野県は精密機械産業が盛んな地域で、セイコーエプソンが諏訪湖の近くで誕生したのは有名な話。山に囲まれた自然の中から、世界基準のテクノロジーが生まれているという事実は“地方の底力”を感じさせます。
静岡県には「YAMAHA」「SUZUKI」といった世界に名だたるバイク・楽器メーカーが集結。しかも浜松市を中心に拠点を構えており、「浜松=ものづくりの街」としての存在感が濃厚です。しかも、どちらも“音”に強い企業というのも不思議な一致。