駐車場で、思わず立ち止まってしまう光景を見た。
白い車が、隣に停められた車との間をほとんど空けずに駐車していた。車の前にはカラーコーンが置かれ、床には大きく「駐車禁止」と表示されている。それでも、その車は狭い場所に入り込むように停まっていた。
「こういう奴、大っ嫌い‼︎」
私は、心の中でそうつぶやいた。注意書きが見えなかったのだろうか。
目の前にコーンが置かれているのに、なぜここへ停めようと思ったのだろう。車を降りる人も、隣の車を使う人も困るはずだ。
写真を見ると、車同士の距離はかなり近い。ドアを開けるときには、隣の車にぶつけないよう気をつけなければならないだろう。駐車枠の使い方にも余裕がなく、通路側には「駐車禁止」の文字がはっきり見えている。見落としたというより、気にせず停めたように見えてしまった。
駐車場は、そこを利用する人たちが順番に使う共有の場所だ。自分の車が入ればいいというものではない。線や表示、カラーコーンには、ほかの車の出入りを妨げたり、危険を生じさせたりしないための意味がある。そこを無視すれば、隣の人だけでなく、通行する人にも迷惑がかかる。
「字が読めないの?」
腹が立つと、そんな言葉をぶつけたくなる。けれど、実際に車の持ち主が戻ってきたとき、面と向かって言えばいいのかは分からない。相手がどんな事情で停めたのか、写真だけでは判断できないからだ。事情があったとしても、駐車禁止の場所に停めてよい理由になるとは限らない。それでも、感情のままに言い争いになれば、問題が余計にこじれることもある。
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