森昌子という名前を聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは、あの澄んだ歌声と、少女のような真っすぐなまなざしだろう。
山口百恵、桜田淳子と並び「花の中三トリオ」と呼ばれ、十五歳で紅白歌合戦に初出場。やがて『越冬つばめ』を大ヒットさせ、演歌歌手として確かな地位を築いた。歌手、女優、ものまねまでこなす姿は、まさに昭和芸能界の才能そのものだった。
しかし、その華やかな道は、最初から本人が望んだものではなかった。幼い頃の森昌子は極度の人見知りだったという。そんな娘を心配した母が、本人に内緒で『スター誕生!』のオーディションへ申し込んだ。洋服を買いに行くついでだと言われ、何も知らずに歌った少女は、そこでグランドチャンピオンに選ばれる。家計を助けたいという思いもあり、父の反対を押し切って芸能界へ入った彼女は、一気に国民的歌手となった。
私生活でも大きな注目を浴びた。森進一との結婚である。二人はチャリティー活動を通じて出会い、交際を経て結婚。披露宴は生中継され、驚異的な視聴率を記録した。ところがその裏で、森昌子の自宅には空き巣が入っていた。
披露宴後、彼女はウェディングドレス姿のまま警察の事情聴取を受けたという。幸せの絶頂に起きた、あまりにも皮肉な事件だった。
結婚後、森昌子は芸能界を退き、三人の息子の母として家庭を守った。長男・森内貴寛、次男・智寛、三男・寛樹を育て、歌手だった自分を家庭の中では封印していたという。子どもたちの前で歌わず、昔の映像が流れると慌ててテレビを消した。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KHGFPx7Z11E,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]