駅の運賃表を眺めていたとき、私は思わず足を止めた。
目の前には、子ども料金の計算方法を説明する大きな掲示があった。
上には「運賃変更のお知らせ」と書かれている。
大人と子どものイラストが描かれ、誰でも分かりやすいように作られていた。
「子供料金は大人料金の半額です」
ここまでは特に違和感がなかった。
問題は、その下に書かれていた文章だった。
「ただし、大人料金が奇数の場合(例:130円)は、半額にしたあと1の位を四捨五入します」
私は一瞬、何が変なのか分からなかった。
そのまま下を見ると、計算例が載っていた。
大人料金130円。
半額65円。
四捨五入して子ども料金70円。
「……あれ?」
何となく引っかかる。
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