旅行から帰ってきた日、私は空港の駐車場で思わず声を上げた。
「うそだろ……何これ」
3泊4日ぶりに戻った自分の車。
出発前と同じ場所に停まっていて、外から見る限りは特に変わった様子もなかった。
長い移動で疲れていた私は、早く荷物を積んで帰りたいと思っていた。
ところが、後部座席のドアを開けた瞬間、その気持ちは一気に吹き飛んだ。
黒いシートの上に、黄色いものが散乱していたのだ。
最初は誰かがお菓子でもこぼしたのかと思った。
しかし、よく見ると明らかに違う。
小さな黄色い破片が何十個も落ちている。
そして、シートベルトの金具のすぐ横には、大きな穴が開いていた。
「……えっ?」
私は思わず顔を近づけた。
シートの布地が破れ、その奥にあるクッション材まで削られている。
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