「本日、会社の駐車場に車を停めておいたら、いつの間にか愛車が『ユニコーン』に変身させられていた……!」
ある日の仕事終わり、いつものように会社の駐車場に停めておいた愛車の元へ戻った私は、そのあまりにも衝撃的すぎる光景を目の当たりにして、その場で完全にフリーズしてしまった。 なんと、大切に乗っている愛車のボンネットの真ん中に、赤い「駐車禁止」の三角コーンが突き刺さるように、見事にセットされていたのだ。
まるでファンタジーに登場する伝説のユニコーンのようなシュールすぎる姿に、怒りを通り越して笑いすら込み上げてきそうになったが、すぐに「これ、誰がこんな悪質なイタズラをしたんだ……?」と激しい怒りが沸き上がってきた。
車をこんなふうにオモチャのように扱われた屈辱に、私は絶対に許さないと心に誓った。 「犯人を絶対に特定してやる」
私はすぐに行動を起こし、会社の敷地内に設置されている防犯カメラの映像を隅々までチェックすることにした。 オーナーとしての執念で録画データを早送りしていくと、ついに犯行の一部始終がハッキリと映し出された決定的な瞬間を捉えることに成功した。
映像に写っていた犯人は、なんと隣接するマンションの住人の男だった。
映像の中の男は、何迷うことも、躊躇することもなく、一直線に私の愛車めがけて歩いてくると、堂々と三角コーンをボンネットに突き立てて立ち去っていったのだ。その顔や足取りは鮮明に記録されており、言い逃れは絶対にできない動かぬ証拠となった。
「うちの会社の駐車場に勝手に入り込んで、大切なおれの車をユニコーンにした奴……絶対に許さねえ……!」
私はいささかの躊躇もなく、その防犯カメラの映像データと撮影した写真をすべて証拠として持って、警察署へと直行した。 「他人の財産を面白半分で損壊し、悪質な嫌がらせを行った者として、被害届を受理してください」
警察官も防犯カメラの映像とユニコーン状態になった車の写真を見るやいなや、「これは悪質な器物破損ですね」と即座に状況を把握し、本格的な捜査に乗り出すことになった。
犯人であるマンションの住人は、まさか会社が防犯カメラで全一部始終を捉えて警察に通報されているとは夢にも思っていないだろう。
どれほど軽い気持ちのイタズラのつもりだったのか知らないが、他人の愛車をユニコーンに仕立て上げた代償は、警察からの厳しい取り調べと相応の法的責任という形で、しっかりと払ってもらうつもりだ。 証拠は完全に揃っている。あとは警察が相手の自宅を訪れるのを待つだけだ。 覚悟しておけよ、絶対に許さないからな。