夫のクレジットカード明細を見た瞬間、私は自分の目を疑った。
「800円、800円、800円……これ、いったい何?」
明細には「VISA国内利用 VS ジャンボ」という見慣れない名前が、何十件も並んでいた。
1回800円。
たった800円なら、気にしなかったかもしれない。
しかし、合計金額を計算すると、なんと7万円を超えていた。
私はすぐに夫を呼んだ。
「ねえ、このジャンボって何? こんなに何度も800円払ってるけど」
夫はスマホをのぞき込み、首をかしげた。
「知らない。俺、こんなの使った覚えないぞ」
「本当に? 7万円以上よ?」
「だから知らないって。何かの間違いじゃないのか?」
夫の言い方に、私はますます不安になった。
宝くじの購入履歴を調べても、同じ名前のサービスは見つからない。
ネットで検索しても、明細の表示だけでは正体が分からなかった。
まさか、夫が私に隠れて何かにお金を使っていたのだろうか。
それとも、本当に不正利用なのか。
頭の中で、嫌な想像ばかりが膨らんでいった。
けれど、ここで夫を問い詰めても、答えが出るわけではない。
私は明細のスクリーンショットを保存し、800円の請求が何件あるのか、日付はいつなのかを整理した。
すると、気になることが分かった。
請求が集中していたのは、特定の日だった。
しかも、金額はほとんどすべて800円。
私は夫に尋ねた。
「この日に何か買った? ネットで登録したサービスとか、ゲームとか」
夫はしばらく考え込んだが、やはり思い当たらないという。
私はその場でカード会社に連絡した。
担当者に明細の表示と請求件数を伝え、利用先の確認と不正利用の可能性について調査を依頼した。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください