「公園の砂場に靴を埋めました。ゾウや人形は、別のところに埋めたよ。早く見つけてあげてね。人間は人、カギは本だよ」
行方不明になった少年を捜していた警察署に、差出人不明の手紙が届いた。
たった5行の文章だったが、読み終えた刑事の顔から笑みが消えた。
少年が姿を消してから、すでに3日が経過していた。
名前は小学2年生の佐藤悠真。
最後に目撃されたのは、自宅近くの公園だった。
母親は毎晩、警察署に電話をかけていた。
「お願いします……息子を見つけてください」
その声を聞くたび、捜査員たちは焦りを募らせていた。
そして4日目の朝、あの手紙が届いたのだ。
「まずは公園の砂場を掘れ」
刑事は部下に指示を出した。
現場に到着した警察官たちは、子どもたちが遊ぶ砂場を慎重に掘り始めた。
すると、深さ約30センチの場所から、泥だらけの子ども用の靴が1足見つかった。
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