「え? なんで戻ってきたの?」
ポストに投函したはずの封筒が、そのまま自宅へ戻ってきた。
表には84円切手を2枚。
合計168円。
中に入れた商品は少し厚みがあり、1cmを超えていたので、私は定形外郵便になると思っていた。
「140円くらいなら、168円貼っておけば足りるよね」
ちょうどの切手がなかったから、84円を2枚貼った。
足りないどころか、むしろ多めに貼っている。
だから当然、普通に届くと思っていた。
ところが数日後。
封筒には白い紙が貼られ、
「この郵便物は、次の理由によりお返しいたします。」
と書かれていた。
私は嫌な予感がして、理由の欄を見る。
そこには手書きで、
「料金不足 26円」
の文字。
「……26円?」
思わず声が出た。
168円分貼っているのに、さらに26円不足?
ということは必要料金は194円?
でも、自分の認識では140円程度のはずだった。
それとも郵便局側が、
「84円切手が1枚しか貼られていない」
と勘違いしたのだろうか。
切手を見る。
確かに2枚ある。
しかも消印らしき跡もついている。
私は封筒を何度もひっくり返した。
さらに頭をよぎった。
「もしかして定形郵便として扱われた?」
もしそうなら110円で足りた可能性もある。
いや、それなら今度は168円貼っているのだから、不足になるはずがない。
考えれば考えるほど分からなくなった。
一番困ったのは、自分だけの問題ではなかったこと。
これはお客様へ発送した商品だった。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください