「検索せずに答えてください。ボールを使うスポーツなのに、名前に『ボール』が入っていないスポーツを1つ挙げてください」
その問題を見た瞬間、私はスマートフォンを手にした。
検索すれば、いくらでも答えは出てくる。
サッカー、野球、テニス、バスケットボール、バレーボール、卓球、ゴルフ……。
でも、画像には赤い文字で、
「検索せずに答えてください」
と書かれている。
私はあえて検索せず、友人たちが集まるグループに問題を送ってみた。
すると、数秒後には返信が次々に届いた。
「サッカー!」
「野球!」
「テニス!」
「ゴルフもボールを使うよね」
最初は簡単な問題だと思っていた。
ところが、1人の友人が突然こう言った。
「待って。サッカーって、本当にボールを使うスポーツなの?」
私は画面を見つめた。
「え? サッカーボールを使うじゃん」
「でも問題文は、“名前にボールが入っていないスポーツ”だよね?」
「サッカーには入っていないから、条件に合ってるでしょ」
そう返すと、彼はさらに続けた。
「じゃあ、バスケットボールはダメ。バレーボールもダメ。ドッジボールもダメ。
でもサッカーは大丈夫」
そこまでは全員が納得した。
しかし、今度は別の友人が手を挙げるように、
「野球はどうなの? 野球ってボールを使うけど、名前にボールは入ってないよ」
と書き込んだ。
グループ内では、
「野球でいい」
「いや、テニスのほうが簡単」
「卓球もボールを使う」
「ゴルフはボールを打つから確実」
と意見が分かれ始めた。
私は、出題者が求めている“唯一の正解”があるのではないかと思い始めた。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください