「先生、うちの子の答えにバツをつけるなんて、どういうことですか?」
小学校2年生の息子が持ち帰った算数のテストを見て、私は思わず声を上げた。
問題はこうだった。
「ボールペンと消しゴムの値段は合わせて110円です。ボールペンは消しゴムより100円高いです。消しゴムはいくらでしょう?」
息子の答えは「10円」。
ところが、赤いペンで大きくバツがつけられ、その横には「ちがいます。よく考えましょう」と書かれていた。
「こんなの、大人でも間違えるだろ」
帰宅した夫も答案を見て眉をひそめた。
「10円なら、ボールペンは110円だろ? 合わせて120円になるじゃないか」
私は思わず夫を見た。
「えっ……?」
夫は自信満々に続けた。
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