娘の宿題を確認していたら、1ページだけ明らかに様子が違っていました。
いつもなら、少し曲がりながらも一生懸命に書いてある文字。
でもその日のページは、日付からもう全部ふにゃふにゃでした。
線はゆらゆら。
文字の形も、どこか眠たそう。
まるで鉛筆を持つ手まで、気持ちに合わせて力が抜けてしまったようでした。
最初に見たとき、私は思わず「どうしたのこれ」と言いかけました。
ちゃんと書きなさい、と言うべきなのか。
書き直させたほうがいいのか。
宿題なんだから、もう少し丁寧にやらせるべきなのか。
親としての“正しさ”が、頭の中に一気に並びました。
でも、ページを見つめているうちに、娘のその日の様子を思い出しました。
朝から少しぼんやりしていて、靴下を片方なくしたと半泣きになっていました。
学校から帰ってきても、いつもより口数が少なくて、ランドセルを置いたまま床に座り込んでいました。
「疲れた?」と聞くと、娘は小さくうなずいただけでした。
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