一昨年、会社で突然倒れました。胸の奥がズキンと裂けるように痛くて、息もできない。その瞬間、何が起こったのか分からなかった。ただ、体が動かないという恐怖と、心臓が激しく鼓動を打っているのが感じられた。
救急車に乗せられ、ドクターカーに乗り換えて、そのまま検査が始まりました。診断結果は、衝撃的でした——大動脈解離(スタンフォードB)。
その言葉だけで、体中が冷たくなるような思いがしました。しかし、それだけでは終わりませんでした。次にCTを受けると、医師はついでのように言いました。
「乳がんも見つかりました。」
頭が真っ白になりました。体が震えて、涙すら出ない。まるで、自分の人生が遠くで崩れていくのを、ぼんやりと見ているような感覚でした。何もかもが一瞬にして崩れ去ったようで、私はただ呆然とするしかありませんでした。
その後、私は2回の手術を受け、さらなる抗がん剤治療を始めました。吐き気や倦怠感、味覚もなくなり、毎日が辛くて、鏡を見るたびに、少しずつ髪が減っていくのが分かりました。外では笑顔を作り、元気そうに振る舞うこともありましたが、誰もいない夜には、こっそり枕を濡らすこともありました。
「どうして私だけ……」そう思ったことも、正直ありました。あの瞬間、心が沈み込み、どうして自分がこんな状況に陥ってしまったのかと、深く悩んだことは一度や二度ではありません。
それでも、治療は続きました。毎日が容赦なく過ぎていき、私の体は疲弊していきました。それでも心の中には、小さな灯りがともりました。「まだ、やり直せるかもしれない」という希望が、どこからともなく湧き上がったのです。
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