本気で「世話になった」と言えるアスリートがいる。単に試合を見て胸を熱くした、記録に驚かされた、というだけではない。苦しい時に背中を押され、迷った時に姿勢を正され、もう一度前を向く理由をくれた存在である。今回は、そんな感謝すべき三人のアスリートについて語りたい。
まず一人目は、香川出身のバレーボール選手。筑波大で鍛え上げられたリベロとして、彼女はコートの最後方に立ち続けた。
派手なスパイクを決めるわけではない。観客の歓声を一身に浴びる場面も、決して多くはない。それでも、相手の強烈な一撃が床に落ちる寸前、彼女だけは諦めていなかった。
膝をつき、腕を伸ばし、体ごとボールへ飛び込む。その一瞬に、守備の選手が持つ覚悟が凝縮されていた。あどけない笑顔の裏に隠された鋭い読み、反応の速さ、そして何より「絶対に落とさない」という意志。名門の中で磨かれたその姿は、チームの盾そのものだった。彼女のプレーを見て、支える側の強さを知った人は少なくないはずだ。前に出る者だけが主役ではない。最後尾で踏ん張る者がいるから、仲間は思い切って攻められる。その事実を教えてくれたことに、心から感謝している。
二人目は、大学女子駅伝の世界で輝いたランナーである。山本、有馬、明星大という名が並ぶ中、彼女は四年間にわたり全日本女子駅伝、富士山女子駅伝の連覇を牽引した。タスキを受け取った瞬間の表情は、普段のおしゃれを楽しむ柔らかな雰囲気とはまるで違っていた。そこにいたのは、己の限界と静かに戦う一人の競技者だった。
国体五千メートルでは、当時の日本記録保持者を抑えて優勝した。
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引用元:https://www.youtube.com/shorts/6OfFqCQGEYE,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]