静まり返った撮影所の廊下に、佐藤二朗さんの重い足音だけが響いていた。六月に最終回を迎えたフジテレビ系ドラマ『夫婦別姓刑事』。その現場で起きた共演者・橋本愛さんとの芝居をめぐる行き違いは、やがて一人の俳優を深く追い詰める騒動へと変わっていった。
発端は、週刊誌報道を受けたフジテレビ側の対応だった。局は世論の批判を恐れ、外部の法律事務所に事実確認と現場調整を依頼したとされる。
そこでコンプライアンス担当として現れたのが、江黒さやか弁護士だった。佐藤さんの証言によれば、四月中旬に行われた聞き取りは、冷静なヒアリングというより、最初から「加害者」と決めつけるような空気に満ちていたという。
「本当に彼女が潰れてしまったら、佐藤さんのタレント生命にも傷がつきますよ」
その一言が、佐藤さんの胸に深く突き刺さったとされる。長年、現場で積み上げてきた信頼。作品にかける情熱。俳優としての人生。そのすべてが、たった一度の面談で崩れ落ちるような恐怖に包まれた。以後、佐藤さんは睡眠障害を悪化させ、大学病院で抑うつ状態と診断されたとも報じられている。
さらに騒動を拡大させたのは、江黒弁護士をめぐるネット上の検証だった。
ある法律事務所の紹介ページに掲載されていた顔写真について、海外のフリー素材サイトにあるモデル写真と酷似しているとの指摘が拡散。真偽は慎重に確認されるべきだが、もし業務上のプロフィールに本人ではない画像が使われていたなら、弁護士という高い信用を求められる職業において、説明責任は避けられない。
ネットでは怒りと疑念が一気に噴き上がった。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=fDansTniugY,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]