冬の冷たい空気が肌を刺すような寒さを感じさせる朝だった。女子高生の光(ひかり)は、修学旅行当日にもかかわらず学校には行かず、バイト先へ向かうため雪の積もる道を歩いていた。光は家計が苦しく、修学旅行の費用を払うことができず参加を諦めていた。父の失業をきっかけに、家族を支えるため光はアルバイトをする日々を送っていたのだ。
学校では、修学旅行に参加できない光に冷ややかな視線を投げかけてくる同級生たちもいた。
それでも、彼女は気にすることなく前を向いていた。家族のためならば、いくら冷たい視線を浴びようとも光は耐えられると思っていた。
その日もいつものようにバイト先へ向かう途中だったが、ふと道端で異変に気づいた。雪の中にうずくまり、動けなくなっている一人の老人を見つけたのだ。彼の顔は真っ白で、手はまるで氷のように冷たく、呼吸も浅いようだった。驚いた光は急いで駆け寄り、「大丈夫ですか!?」と声をかけた。老人はうっすらと目を開けたが、意識が朦朧としているようでまともに話せなかった。
「とりあえず温めなければ」と慌てて近くのドラッグストアで毛布とカイロを買い、老人にそれをかけた。彼はかすかに息を吹き返したものの、自分の名前や状況をうまく答えられない様子だった。
光は一瞬ためらったが、このままでは命に関わるかもしれないと悟り、震える手でスマートフォンを取り出し救急車を呼んだ。そしてそのまま老人に寄り添いながら到着するまで見守った。
その日は、その介抱の影響でバイトには遅刻してしまい、店長に叱られたものの、光は「おじいさんが助かって良かった」と心から思った。
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数日後、光が学校から帰る途中、思いがけない出来事が起こった。
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