東京行きの新幹線。
いつも通りC席を予約して乗り込んだ瞬間、違和感が走った。
A席にはスーツ姿の男性。
そしてB席――人ではなく、荷物。
大きなバッグとキャリーケースが、まるで「ここは俺の領域」と言わんばかりに座席を完全占拠。
なのに、荷棚はガラ空き。
「……は?」って、心の中で声が出た。
車内は徐々に混み始め、新横浜で自由席の乗客がどっと乗り込んでくる。
立っている人、周囲を見回す人、困った顔の高齢の方。
それでも男は一切動かない。
目線すら上げない。
まるで**“空気”を見ていない人間**。
この瞬間、完全にスイッチが入った。
静かに立ち上がって、はっきり言った。
「すみません、その席、座席ですよね?」
「荷棚、空いてますよね?」
「ここ、指定席です。人が座る場所です。」
声は荒げてない。
怒鳴ってもいない。
ただ**“ルール”だけ**を突きつけた。
一瞬、車内が静まり返る。
男は顔を上げ、周囲を見渡す。
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