最初に描かれているのは、誰もが知る「♂(男性記号)」だ。
マッチ棒3本で矢印を形成
リングが円を描く
多くの人は「性別を変えるなら♀(女性記号)」と直感しがち。
だが、このクイズの作者・高橋晋平氏の問題に限っては、そんなストレートな発想は通用しない。
ポイントは「最小の動きで最大の変化」だ。
「性別を変える」と聞いて、リングの位置をずらして♀記号を作ろうとすると…マッチ棒が足りない。
ならば、記号そのものを変えるのではなく、性別を表す「言葉」に変換できないか?
たった1本のマッチ棒と1つのリングを動かすだけ。
その制約がむしろヒントになる。
答えは驚くほどシンプルで美しい:
3本のうち真ん中のマッチ棒を抜き、残った1本と組み合わせてL字を作る。
リングをL字の横に配置。
逆さに見てみると…なんと「OL」の文字が完成!
「OL」はOffice Lady、つまり女性を指す言葉。
記号ではなく概念そのものを変える
解法は、思わず唸るほどの巧妙さだ。