下の図には、16本のマッチ棒で構成された【2つの正方形】があります。
この状態から【4本のマッチ棒だけを動かして】、【正方形を3つ】作ってください。
すべてのマッチ棒は使い切り、1本も余らせてはいけません。
ルールはたったそれだけ。でもその先には、想像以上に深い世界が待っています。
図形をよく見ると、上下に2つ並んだ正方形。
どれもバランスよく配置されており、綺麗に閉じた枠になっています。
正方形1つにつき4本×2=8本。
それが2つで16本。ぴったり合っている。
「これ以上、動かす余地なんてあるのか?」
そう感じた時点で、このパズルの術中にハマっているのです。
今回のキモは、「全部を残す」のではなく「一部を壊して、再構成する」こと。
つまり、既存の正方形の辺を【選んで崩す】ことで、
余ったマッチ棒を使って【中央に新たな正方形】を追加するという考え方です。
どの4本を外し、どこに置けば3つ目の正方形が完成するか?
ポイントは、共有されない辺に注目することです。
解答はこうです。
左下と右上にある正方形の辺(画像で虚線になっている4本)を取り外します。
その4本を、中央部分に再配置します(画像でピンク色になっている箇所)。
これにより、新たな小さな正方形が中央に生まれます。
結果:
左上:大きな正方形①
中央:小さな正方形②(新設)
右下:大きな正方形③
見事に、すべてのマッチ棒を使い切りつつ、正方形を3つに増やすことに成功しています。