さあ、こちらが今回のスタート図。
✴ 4本のマッチ棒が「十字」に組まれていて、それぞれ上下左右へ伸びている状態です。
【ルール】
動かせるのは1本だけ
ゴールは「正方形」を作ること
「正方形って、今どこにもないけど…?」「1本しか動かせないのに、どうやって?」と、頭を抱える方も多いはず。
でも、答えは思ったよりもずっとシンプル。そして、美しいのです。
この十字型は、まるでコンパスのように正確にバランスが取れています。そして注目すべきは、4本が交差している「中心点」。
この交差点こそが、正方形の“核”になる――そう気づいた瞬間、あなたの視界はガラリと変わります。
問題は、「何も足さずに、1本を動かすだけでどうやって正方形を生み出すか」。
ここで大事なのは、「正方形のスケールを変える」こと。大きな正方形を作る必要はないのです。むしろ、**小さな正方形を“現す”**という発想が勝負の鍵。
正解は――
【一番下のマッチ棒】を、ほんの少しだけ“下にずらす”。
それだけで何が起こるか?
4本のマッチ棒の交差点に、小さな「空間」が生まれます。
そこに浮かび上がるのは、完璧な「正方形」――そう、4つの棒の内側にできる、あの小さな正方形こそが答えなのです。
まさに、「動かしたのはたった1本」「でも生まれたのは1つの形」。少即多の美しさとは、このこと。