千九百八十五年一月二十三日、日本中の視線は一人の女性に注がれていました。松田聖子さんは記者会見の席で、郷ひろみさんとの四年間の交際に終止符を打ったことを涙ながらに語りました。
「好きで愛し合って別れるんだから、今度生まれ変わってきた時には、きっと一緒になろうね」
この言葉は、瞬く間に昭和芸能史に残る名場面となりました。テレビは何度もその涙を映し、世間は彼女を“悲恋のヒロイン”として受け止めました。しかし、その裏側で、もう一人の当事者である郷ひろみさんは、ほとんど何も語りませんでした。
郷ひろみさんは、福岡県に生まれ、幼少期に東京へ移り住みました。もともとは野球少年で、芸能界とは無縁の生活を送っていましたが、十五歳の時にオーディションをきっかけにジャニー北川氏の目に留まり、芸能界へ進むことになります。十七歳で「男の子女の子」でデビューすると、その中性的な魅力と独特の歌声で一気に人気を集め、西城秀樹さん、野口五郎さんとともに“新御三家”と呼ばれる存在になりました。
一方、松田聖子さんはデビュー前から郷さんの熱烈なファンだったといわれています。福岡時代からコンサートに通い、ファンクラブにも入り、いつか本人に会いたいと願っていた少女でした。その夢が現実になったのは、彼女が歌手としてデビューし、音楽番組で郷さんと共演した時でした。憧れのスターと同じステージに立ち、やがて二人は交際へと進んでいきます。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1hLtPZ5gcvQ,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]