8月25日、ロサンゼルス・ドジャーススタジアム。
世界中のSNSが一斉に沸いた瞬間があった。
ベンチで笑顔を見せる #BTS のV、そして隣には #大谷翔平。二人の並ぶ姿に、「夢の2ショット!」と歓声が上がる一方で、コメント欄では思わぬ“温度差”も広がっていた。
Vがドジャースのユニフォームをまとってスタジアムを訪れ、ベンチで大谷翔平と肩を並べる──それだけで、まるで雑誌の表紙のような光景だ。
ファンの中には喜びを隠せない人も多く、「野球界と芸能界のスーパースターがハグしてる!」「ヾ(〃∇〃)ツ キャーーー♡」「これぞ世界平和の瞬間🕊️」といったコメントが続々と投稿された。
しかし一方で、「大谷さんに擦り寄って欲しくない」「隣、誰?」「中継で何度も映されて鬱陶しい」「野球ファンには関係ない」といった否定的な声も少なくなかった。
ファンと非ファンの温度差。それは、この“時代の象徴”のようにも感じられる。
かつては別世界だった「スポーツ」と「アイドル文化」が、いま同じスタジアムで交差している。
それはSNS時代ならではの光景でもあり、同時に“境界が曖昧になる”時代の縮図だ。
大谷翔平が象徴するのは、ストイックさ、努力、静かな強さ。Vが体現するのは、華やかさ、感性、表現の自由。
正反対のようでいて、どちらも「世界の頂点を極めた男たち」。その二人が笑い合う姿に、国籍や業界を超えた“リスペクト”を感じた人も多い。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください