政治家が並んで笑っている写真なんて、たいていは緊張が漂う。でもこの一枚、どこかおかしい。だってここに写っているのは──小池百合子、高市早苗、福島みずほ。思想的にも、立場的にも、まったく交わりそうにない三人が、なぜか笑顔で同じ黄色の応援バットを掲げている。
そう、彼女たちをひとつにしたのは「阪神タイガース」。政治も宗教も関係ない、日本最強の“結束装置”だ。
この写真が放つ違和感の正体
まず目を引くのは、金屏風の前で満面の笑みを浮かべる三人の女性政治家。スーツの襟元、胸元のブローチ、手に持つ「Tigers」ロゴ入り応援グッズ。どこか場違いな組み合わせなのに、妙にしっくりしている。背後に立つのは男性司会者のような穏やかな笑顔。まるで「思想を超えた友情写真」だ。
普段はニュース番組や国会中継で激しく対立する彼女たちが、今この瞬間だけは“トラ党”として肩を並べている。ここに映っているのは、政治の世界では決して見られない“笑い”だ。
この一枚を見た誰もが、きっと同じことを思うだろう──「こんなメンツが揃って笑えるの、日本で阪神タイガースだけだろうな」と。
阪神タイガースが生む“超党派の魔法”
阪神ファンの特徴は、とにかく熱い。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください