妹の出産予定日が近づくにつれ、私が気になっていたのは住宅ローンのことだった。
子どもが産まれれば、生活は大きく変わる。
産休や育休に入れば収入も変化するかもしれない。
おむつやベビーベッドなど、必要になる物も次々と増えていく。
妹は楽しそうに赤ちゃんの話をする一方で、ふとした瞬間に返済への不安を漏らしていた。
「毎月の支払い、本当に大丈夫かな」
その言葉を聞くたび、私は一緒に返済方法を考えてきた。
住宅ローンをすべて私が肩代わりしたわけではない。
中心になって返してきたのは、あくまで妹自身だ。
私は家族として、できる範囲で力を貸した。
余裕がある時には返済へ回し、支出を見直しながら、少しずつ残高を減らしてきた。
そして出産を目前にした2026年8月31日、私たちは銀行へ向かった。
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