彼氏の背中に異変を見つけたのは、泊まりに行った日の夕方だった。
着替えのためにシャツを脱いだ瞬間、肩甲骨の下に赤い発疹が広がっているのが見えた。
その中央には、透明な液体が入ったような小さな水ぶくれが何十個も密集していた。
「いつから?」
「昨日から背中がピリピリしてた」
彼氏は仕事で汗をかいたため、汗疹だと思っていたらしい。
だが発疹は背中の右側だけに集中し、左側にはほとんど出ていない。
帯状疱疹では、体の左右どちらか一方に痛みや違和感が現れ、その後、赤い発疹と水疱が帯状に出ることがある。長く続く神経痛が残る場合もあるため、早期の確認が重要とされている。
「かゆい?」
「かゆいというより、服が当たると熱い」
私は同じ角度から写真を撮った。
午後5時12分。
午後6時03分。
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