週末、甥っ子の野球の練習を見に行った時、グラウンドより先に私の目に飛び込んできたものがあった。
壁際に、野球バッグがずらりと一列に並んでいた。
その前にはクーラーボックス。
少し離れた場所には、靴がきちんとまとめられている。
正直、最初は「荷物が多いな」くらいにしか思わなかった。
でも、よく見ると違った。
ただ置いてあるのではなく、全部が整っていた。
バッグの向きもそろっていて、通路をふさがないように壁側へ寄せられている。
クーラーボックスも、誰がどれを持ってきたのか分かるように並んでいた。
靴も脱ぎっぱなしではなく、同じ方向を向いていた。
甥っ子に聞くと、当たり前のように言った。
「みんなで使う場所だから、邪魔にならないように置くんだよ」
その声があまりにも自然で、私は少し驚いた。
練習が始まると、子どもたちは大きな声で挨拶をした。
監督に、コーチに、保護者に、通りかかった人にまで頭を下げる。
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