坂井泉水さんがこの世を去ってから十七年。
それでも、ZARDの歌声は今も色あせることなく、多くの人の胸に残り続けています。
「負けないで」「揺れる想い」「マイ フレンド」――。
九〇年代の日本を代表する名曲を次々と世に送り出しながら、坂井さん自身はテレビや表舞台にほとんど姿を見せませんでした。
美しさで注目されることよりも、ただ歌と言葉だけで評価されたい。そんな強い思いが、彼女をどこか神秘的な存在にしていたのです。
神奈川県平塚市に生まれた坂井泉水さん、本名・蒲池幸子さんは、幼いころから音楽に親しみ、六歳でピアノを始めました。中学、高校では運動部にも所属し、決して弱々しい少女ではありませんでした。短大を卒業後は不動産会社で働きながら、自作の詩をノートに書き続けていたといいます。
転機は街頭スカウトでした。モデルやレースクイーンとして活動した後、その才能を見いだされ、ZARDとしてデビュー。やがて彼女の歌声は、時代そのものを象徴する存在になっていきました。
しかし、華やかな成功の裏で、坂井さんの心と体は少しずつ追い込まれていきます。
二〇〇〇年以降、子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮内膜症などに悩まされ、さらに二〇〇六年には子宮頸がんが発覚。手術後、一時は回復に向かっていたものの、翌年には肺への転移が見つかりました。
それでも坂井さんは、復帰を諦めていませんでした。病床でも新曲の詩を書き留め、秋にはアルバム発売やライブツアーの計画もあったとされています。関係者に対しても、レコーディングを楽しみにしている様子を見せていたといいます。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=gseOhJa9WF8&t=6s,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]