2026年5月7日、永田町の空気は一瞬で凍りついた。自民党内で「国力研究会」と呼ばれる新組織の名簿が発表されたのだ。名前だけ聞けば退屈な勉強会のように思える。しかし、名簿を開いた瞬間、永田町の住人は誰もが背筋に電流が走ったはずだ。麻生太郎、小泉進次郎、小林貴――かつて総裁選で喉元に刃を突きつけ合った男たちが、今同じテーブルに並んでいるのだ。
旧敵が今日の盟友となる、まるで戦国時代の軍略図のような光景。しかし、真の驚きは並んでいる名前よりも、消されている名前にあった。
林芳正――その名はどこにもなかった。偶然か、記載漏れか?永田町ではそんな幼稚な解釈をする者はいない。これは麻生太郎の冷徹な権力戦略の成果である。老練な政治外科医のごとく、麻生は的確に排除すべき幹部を切り取った。林芳正はただ単に党内で力を持つ議員ではなく、岸田文雄ラインの要だった。彼を排除することは、岸田派そのものの力を削ぐことを意味する。
なぜ林芳正なのか。表面的には岸田文雄との派閥力学の延長で説明できるが、それだけではない。林芳正は高市政権発足直前まで日中友好議員連盟の会長を務め、親中派の代表格と目される人物だ。
台湾海峡での軍事的緊張や南シナ海での拠点構築、ウイグルやチベットでの人権蹂躙、先端技術の流出――こうした国際情勢下で、外交トップに親中派の議員が座っていること自体が、日米同盟への信頼性を損なう可能性がある。最高機密情報を共有する場に、北京と太いパイプを持つ人物がいたらどうなるか――麻生はその構造的危険を見抜いていたのである。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=w1G0CPT_a8A,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]