神戸市北区に位置する静かな住宅地。その平和な日常が、ある日突然の出来事によって一変した。住宅地から幹線道路へと繋がる唯一の橋が、ある日突然閉鎖されたのだ。住民たちは驚きと困惑の中、その原因を探ることとなった。
橋は、幅5メートル、長さ7メートルほどの小さなもので、一見すると問題なく通行できそうだった。しかし、その上には「車両通行止め」
この橋は、周辺の約30軒の住宅に住む住民にとって、幹線道路「有馬街道」へ出るための唯一のアクセスルートだった。橋を使えば、車で簡単に幹線道路に出られるが、他の迂回路はほとんど存在しない。そのため、この橋が閉鎖されることで、住民の日常生活に大きな支障が生じることになった。
事態が急展開したのは約2年前のことだった。長年、神戸市が管理していると思われていた橋には、実は個人の所有者が存在していたのだ。その所有者が突如として橋を封鎖し、住民たちは何度も警察を呼んで封鎖を解除させるという事態に追い込まれた。
橋の封鎖だけではなかった。所有者は、橋を通行するための使用料を住民に請求し始めたのだ。
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