俺の名前はひし、28歳。結婚して1年になる妻、霊下（れいか）と一緒に暮らしている。新婚生活といっても、共働きで忙しく、ほとんど一緒に夕飯を食べることもなかった。だが、俺と霊下は幼馴染で、地元が一緒で大学時代に再会し、結婚を決めた。お互い仕事に忙しくしていたが、結婚生活は安定していたと思っていた。

ところが、ある日、親友の修平から聞いた一言がすべてを変えた。

彼は霊下の浮気の噂を耳にしたと言った。初めて聞いたその言葉に、俺はショックを受けた。まさか、霊下がそんなことをするなんて思いもしなかった。最初は信じたくなかったが、修平の話を無視できなかった。彼は何人かの目撃情報を集めていたという。

その後、俺は霊下の行動を観察したが、特に変わった様子はなかった。だが、彼女のスマホを無断で確認してみたところ、そこには俺の想像を超える証拠があった。霊下は会社の同僚である松田と浮気をしていたのだ。メッセージのやり取りや写真には、2人が非常に親密な関係にあることがわかる内容が満載だった。

その証拠を見た瞬間、俺は感情を失った。これまで信じていた妻に裏切られたことが信じられなかった。

心が抉られるような思いだったが、同時に怒りが湧き上がった。どうしていいかわからず、修平に相談した。修平は、証拠を突きつけて真実を話すべきだと言った。

俺は決意した。霊下とその相手、松田に対して、必ずその代償を払わせると。証拠を集め、関係者にそれをばらまくことを決めた。俺は浮気調査を依頼し、証拠を集めた。その結果、松田は若手の社員で、霊下と密会していることが確定した。

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