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先日、妻が夜中に突然倒れました。 さっきまで普通にテレビを見ながら、「お風呂入ったら教えてね」なんて他愛もない話をしていたのに、 急に「頭が割れそうに痛い」と言って、そのまま崩れ落ちたんです。 救急車で近くの市立病院に運ばれて、すぐに検査。 そのあと(続)、
2025/11/28

先日、妻が夜中に突然倒れました。

さっきまで普通にテレビを見ながら、「お風呂入ったら教えてね」なんて他愛もない話をしていたのに、

急に「頭が割れそうに痛い」と言って、そのまま崩れ落ちたんです。

救急車で近くの市立病院に運ばれて、すぐに検査。

そのあと、もっと設備の整った大学病院に転院。

医師から告げられたのは「脳幹出血」という言葉でした。

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担当医は淡々とした口調で、

「かなり危険な状態です。手術をしても助かる可能性は高くありません。

 ご家族として、覚悟を持って決めてください。」

そう説明してくれました。

たぶん、医師としては誠実に、現実を伝えてくれたんだと思います。

でも、そのときの私には

「やっても無駄かもしれない」=「あきらめたほうがいい」

と聞こえてしまったんです。

その足で、近所の神社にも行きました。

お祓いをお願いしたり、知り合いに紹介された占い師さんにも相談しました。

みんな口を揃えて言うのは、

「かなり厳しい」「無理をして延命しないほうがいいかもしれない」。

頭ではわかっているつもりでした。

でも、「助からない」「救えない」と繰り返し言われるたびに、

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心のどこかを一枚一枚、剝がされていくような気がしました。

それでも、私は夫です。

私がここで「そうですか」と引き下がったら、

この家は、その瞬間に終わる気がしました。

子どものこと、親のこと、家のローン、生活。

全部まとめて、私の肩にのしかかってくる。

それでも一番怖いのは、

「自分があきらめたせいで、妻を見捨てたことになるんじゃないか」

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