朝ドラ「虎に翼」の影響で、一躍注目を浴びた三淵嘉子(みつぶち よしこ)さん。その生涯はまさに激動の連続でした。今回は、彼女の実弟である武藤泰夫(たけお)さんが、姉・嘉子さんの本当の姿と最期の瞬間について語った内容を基に、新たな視点で彼女の人生を振り返ってみたいと思います。
嘉子さんは、彼女の時代には珍しい、進取の気性に富んだ女性でした。
泰夫さんが語ったエピソードの中でも特に印象的なのは、嘉子さんの最初の結婚にまつわる話です。彼女の父親が「好きな人はいるのか?」と尋ねた際、嘉子さんは「和田さんがいい」と即答したそうです。当時、和田吉夫(わだ よしお)さんは書生として三淵家に出入りしていましたが、両親にとっては予想外の選択だったようです。
泰夫さんは、姉・嘉子さんが非常に社交的で、友人との電話を昼夜問わず長時間していたことを覚えているそうです。また、彼女は歌が大好きで、お風呂の中でも歌い続け、母親に叱られることもしばしばだったと語っています。その一方で、嘉子さんは非常に頭が良く、明治大学では首席を取り、司法試験にも一発で合格するなど、勉学面でもその才覚を発揮していました。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Q31oZloNzlg,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]