366:
広い駐車場を持っているアパートが近所にある。
大家さんは長年地元に住んでいるお婆さんで、他にも不動産を複数持っている。
そこへ幼稚園児を連れたAさんが現れ、娘の送り迎えの間だけ車を置かせて欲しいと言ってきた。
大家さんは場所も空いているし短い時間なら、と好意でそれを了承。
Aさんは確かに最初のうちは、数分車を止めるだけだった。
それから数ヵ月後。
だんだんと長くなる駐車時間。勿論お金は払っていない。
大家さんがAさんに長い時間停められるのは困ると言うも、
その場では謝りながらも行動は変わらず。
酷いときには丸二日停められていたらしい。
大家さんは優しい雰囲気の小さなお婆さんで一人暮らし。
だからAさんは増長していったのかもしれない。
368:
そんなある日、Aさんは単身赴任する夫の元へ娘と向かった。
勿論車はアパートの駐車場へ無料駐車。
かなり長い滞在で1週間近く車を停めていた。
そして帰ってきたAさんが見たのは、長さが半分に潰れた車。
駐車場の隣の今は使われていない田んぼに落ちていた。
半狂乱になりながら警察を呼ぶAさんだったが、結局犯人は分からず。
大きなトラックのような車で何度もぶつけられたのでは?
と警察からは言われたらしい。
ところで、この大家さん。
小さなビルもひとつ事務所として貸しているのだが、相手はヤの付く職業の方々で。
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