どれほど夫からモラハラや不倫といった酷い仕打ちを受けていても、長年連れ添った相手との離婚には勇気と覚悟が必要です。熟年離婚に至るには、それだけ深い苦労と積年の思いがあるということなのでしょう。
綾美は53歳のパート主婦。子どもたちはすでに独立の時期を迎え、彼女はようやく自分の人生を歩み出す準備を進めていました。
結婚当初から冷酷だった夫・勝也は、家庭を顧みることなく身勝手な行動を続け、ついには持病で入院を命じられます。この状況を“チャンス”と捉えた綾美は、ついに長年胸に秘めていた離婚を切り出します。予想外にも、勝也は必死に綾美を引き止めようとしますが……。今回は、すべての決着がつく最終話。28年分の想いを込めた綾美の“最大の一手”とは何だったのか。その結末をぜひご覧ください。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください