大物女優ながら穏やかで貴賓すら感じさせる吉永小百合さん。おそらくこれほど存在感のある女優は二度と出てこないでしょう。
彼女が芸能界活動を始めたのは小学6年生の頃。1956年12月に行われたラジオドラマ「赤胴鈴之助」のオーディションに参加し、見事合格。これが彼女の芸能界入りのきっかけとなりました。翌年1月から放送が始まったラジオドラマに出演し、同年10月にはテレビドラマ化されテレビデビューを果たしました。
1959年には映画「朝を呼ぶ口笛」で銀幕デビューし、1962年には「キューポラのある街」でブルーリボン主演女優賞を受賞。これを機に名実ともに日活の看板女優となり、ブロマイドが品切れとなるほどの大ブームを巻き起こしました。また、歌手としても成功を収め、1962年に発売された「寒い朝」で20万枚を売り上げる大ヒットを記録しました。
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