朝ドラ「虎に翼」のヒロイン智子が通う名立大学法学部の男子学生花岡聡。

花岡のモデルとなった山口良忠の衝撃的なエピソードや、芸能界で成功を収めた岩田さんの道のりを知ることで、ドラマが一層面白く感じられることでしょう。ぜひ最後までご覧ください。このチャンネルは朝ドラを愛する皆様に向けて、各放送日の感想や出演者の情報を発信しています。

花岡は紳士的な振る舞いや爽やかな笑顔で女子学生たちの心を一瞬でつかむ存在です。智子たちを尊敬しつつも、男性社会での同調圧力やヒエラルキーには敏感で、本心とは異なる態度を取ってしまうことがありました。幼少期に母親を亡くし、梅子さんに母の影を見た花岡は飾ることなく本心を吐露したことも。実は恋愛には不器用で、智子への感情を自覚しているのかいないのか、奇妙な雰囲気が漂っています。そんな花岡のモデルとされている山口良忠という人物について見ていきましょう。

山口良忠は1913年に佐賀県で生まれました。小学校の校長を務めていた父の教育熱心な影響を受け、幼い頃から勉学に励んでいました。佐賀高等学校を卒業後、京都帝国大学に進学。大学院では刑法学者たちのもとで学び、1938年に司法試験に合格。その後、1942年には東京民事地方裁判所に勤務し、多くの民事裁判を担当しました。

そして、太平洋戦争が終結した翌年、1946年には東京区裁判所の経済事犯専門判事となります。

記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください