陸上界で注目を集める田中希実選手をご存知でしょうか。彼女は2023年のダイヤモンドリーグ・ブリュッセル大会で、女子5000メートルにおいて14分29秒18という日本記録を樹立し、見事に3位入賞を果たしました。さらに、世界陸上での自己ベストを大きく更新したことでも話題となり、その実力が世界中で認められています。
まずは、田中希実選手の家族について見ていきましょう。田中選手は、父・克敏さん、母・千尋さん、そして妹・野々花さんの4人家族です。田中選手の父、田中克敏さんは、かつて川崎重工に所属し、全日本実業団選手権で入賞経験もある3000メートル障害の実力者でした。高校卒業後、公務員としての職を捨て、陸上に情熱を燃やして実業団の選手として活躍した彼は、1993年には福岡国際マラソンで2時間23分の高タイムを記録したこともあります。克敏さんは1996年に現役を引退し、その後はコーチングやイベント運営に携わるようになりました。今では、田中希実選手の練習パートナー兼マネージャーとして、娘の活躍を支え続けています。
田中選手の母、田中千尋さんもまた、陸上の世界で名を馳せた選手です。彼女は高校時代に兵庫県立小野高校の駅伝部で活躍し、社会人になってからも現役復帰を果たしました。その後、北海道マラソンで2度の優勝を成し遂げた実力者で、田中選手にとっても憧れの存在だったことでしょう。結婚後も陸上に情熱を注ぎ、現在は夫と共に陸上イベントの運営に携わりながら、娘たちをサポートしています。
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