記事
速報
この“凸凹”に昭和が詰まってる——軟式ボールが辿った半世紀の進化
2025/10/15

写真を見た瞬間、思わず「懐かしい!」と声が出た。

これ、全部“軟式野球ボール”だ。

しかも、昭和から令和まで続く6代の進化。

1代目から6代目まで並んだこの姿、野球をやっていた人なら、触った感触まで蘇るはずだ。

「初代、持ってたよ」「パターンで曲がり方が全然違ったんだよな」そんな声がコメント欄に溢れるのも頷ける。

広告

1代目は、まるで瓦のような放射状の溝。手に取ると、指が自然に食い込む。

当時はまだ“回転をかける感覚”を掴むために、この凹凸が頼りだった。

2代目、3代目と進むにつれ、模様はどんどん複雑になっていく。打球の回転、空気抵抗、グリップ感——全てが「投げやすく」「変化しやすく」なるように設計されていった。

特に昭和50年代あたりで使われていた3代目の感触を覚えている人は多いだろう。

夏の校庭で、汗をかいた手のひらにくっつくような独特の質感。

広告

乾いた土の上で弾む“カツン”という音。あれを聞くだけで、当時の夕暮れが蘇る。

4代目以降になると、素材そのものが進化していく。

雨の日でも滑らない加工、耐久性の向上、試合中に泥を拭き取る動作がいらなくなった。

そして最新の6代目。まるで人工皮革のように滑らかで、完璧な球体。指先で押すとほんの少しだけ弾む柔らかさ。見た目も、もはや「工業製品の美しさ」だ。

昭和の頃は、“味”や“感覚”で投げていた。いまは“データ”と“設計”で飛ばしている。ボール一つにも、時代の哲学が詰まっている。

「こうして見ると、パターンで変化球のかかり方も違ったんだろうな」——まさにその通り。

広告

指の掛かり、空気の流れ、打球の抜け方。その全部が、この小さな凹凸の差に現れていた。

昭和のグラウンドで、“変化球が曲がった!”と歓声を上げた少年たち。その手の中には、こうした進化の“原点”があった。

泥だらけのユニフォーム、つぶれかけのボール、夏の日の空気の匂い。

どれもが、今の6代目の中にも生きている。

ボールの模様は変わっても、野球を愛する心は変わらない——そんな気持ちにさせてくれる写真だ。

広告

【感動】野球部がマネージャーにサプライズプレゼントを贈る
2024/08/18
感動秘話!そういうことだったのか...高校野球の球審がさりげなくやっていた気遣いに涙がでる
2024/08/18
あのミニスカが、日本を変えた——小柳ルミ子・南沙織・天地真理“昭和の御三人娘”伝説
2025/10/15
異国の彼が見つけた“日本の魂”──小泉八雲とセツが教えてくれた、国境を越える愛の形
2025/10/15
朝ドラで描かれた“国際結婚”5選|時代が変わるたびに愛の形も変わった
2025/10/15
漫画の神とアンパンマンの父、——昭和を変えた2人が並んだ“奇跡の一枚
2025/10/15
華やかで強く、孤独だった——やなせたかしの母・柳瀬登喜子という“時代を生き抜いた女”
2025/10/15
今じゃ絶対放送できない“昭和の水泳大会”——アイドルも俳優も全員本気だった夏
2025/10/15
高層ビルが一つもない東京——あの日の東京タワーを、あなたは覚えていますか?
2025/10/15
この笑顔が67歳と78歳だなんて信じられる?——昭和の歌姫たちが見せた“奇跡のツーショット
2025/10/15
“まるで光そのもの”——佳子さま、万博ご訪問で見せた奇跡の笑顔
2025/10/15
“100マイルの歓声”が球場を揺らした——佐々木朗希、9回マウンドで見せた“完全復活”の瞬間
2025/10/15
“夢のような日”が現実に——大谷翔平が勝利投手、佐々木朗希がセーブ。10.5の夜、MLBで起きた奇跡
2025/10/14
才木浩人、歩き方が“明らかにおかしい”と話題に——ファン騒然『まさか骨折…?』
2025/10/14
“兄弟みたいですね”——阪神タイガース、梅ちゃんと早川くんの絆ショットにファン涙。コメント欄が“愛”で埋まった夜
2025/10/14
“誰か一瞬確認しちゃった”——綾瀬はるか、40歳にして“別人級”の透明感。時を超える美しさにSNS騒然
2025/10/14
“元NHKアナウンサー”中川安奈、街角で見せた素顔の笑顔——テレビの中とは違う“今”に惹かれる理由
2025/10/14
青森の太鼓が鳴る夜、笑顔もリズムにのって。──北条麻妃、ねぶた祭りの一瞬。
2025/10/14
「元気だけが取り柄」なんて言葉、いちばん強い。──小島よしおと青木アナの“笑顔の裏側”にあるもの。
2025/10/14
「あのクリーム色の猫、いなくなっちゃったの?」──壁に貼られた一枚の手紙が教えてくれた“優しさの連鎖”
2025/10/14