朝ドラ「虎に翼」が描くのは、日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルにした主人公、佐田寅子(伊藤沙莉)を中心とした物語です。しかし、第109話で注目を集めたのは、寅子の娘、星のどか(尾碕真花)が警察に補導されたという展開です。この出来事が視聴者に大きな衝撃を与え、SNS上で多くの反響を呼びました。
物語の背景として、のどかは昭和31年の秋に「芸術家たちの集会」に参加し、その後警察に補導されるという事件が発生しました。この出来事に、視聴者たちは様々な憶測を巡らせていますが、中でも注目されているのが、のどかと過去の登場人物、美佐江(片岡凜)との関わりです。
美佐江は、寅子が新潟地家裁三条支部に勤務していた頃に知り合った地主の娘で、その謎めいた行動が視聴者の間でサスペンス的な興味を引いていました。彼女は「特別な人」に赤い腕飾りを贈り、その相手を虜にしてしまうという奇妙な行動を見せていたのです。この赤い腕飾りは、新潟市内で発生した一連の事件、例えば暴行事件やひったくり、売春などに関わった少年少女たちが共通して身に着けていたものでした。
今回ののどかの補導事件に対しても、視聴者は「美佐江が関与しているのではないか」と疑念を抱いています。「のどかが赤いミサンガをしているのではないか?」というコメントや、「美佐江の影響が再び見える」という声が上がるほどです。のどかの冷ややかな態度や、反抗的な行動が、まるで美佐江の影響を受けているかのように映るのです。
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