私は文香(ふみか)、五十歳の専業主婦。夫の高宏(たかひろ)と八十代の義母と三人で暮らしていた。息子の和也(かずや)は東京で働いている。
ただし、和也は私の実の子ではない。夫の連れ子だ。
■結婚して初めて知った「連れ子」の存在
十八年前、私は三十二歳のときにお見合いで高宏と出会った。彼は五歳年上のバツイチで、穏やかな笑顔の爽やかな男性だった。
「文香さんを全力で守ります。母と同居ですが、迷惑はかけません」
その言葉を信じ、私は結婚を決めた。披露宴はなく、入籍だけの簡単な結婚。新婚旅行も国内で二泊三日。それでも私は幸せだった。
あの時までは。
新婚旅行から帰った日のことだ。
「ほら和也、挨拶しなさい」
義母に呼ばれて出てきたのは、九歳の男の子だった。
私は固まった。
「この子は……?」
すると義母は平然と言った。
「高宏の子よ。前の奥さんが置いて出て行ったの」
私は夫を見た。
「どういうこと?」
夫は悪びれもせず言った。
「子供がいるって言ったら結婚しなかっただろ?」
完全にだまし討ちだった。
私は離婚を考えた。だが、寂しそうな目で私を見ていた和也の姿が頭から離れなかった。
結局、私は家を出なかった。
こうして私の継母生活が始まった。
■最悪だった義母と夫
最初の頃、和也は私を拒絶した。
「うるさい」
それが彼の口癖だった。
だが問題はそれだけではない。優しそうに見えた義母はすぐ本性を現した。
「ハンバーグの大きさが高宏と同じなんてどういうこと?あの子は働いてるのよ。あなたは減らしなさい」
家事はすべて私。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=_urwwaLtvKw,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]