「半分ガソリン、半分EV――その中途半端さがむしろ強みになる」。現オーナーとしてまず伝えたいのは、この逆説です。e-POWERは他社ハイブリッドにない“弱点”と“唯一の魅力”を併せ持ち、数字上は不利でも、日常での実力は侮れません。

■仕組み
駆動は常にモーター。エンジンは車輪に直結せず、発電専用です。

電気は①エンジン発電の直送と②バッテリー供給の二系統。減速時は回生で蓄え、必要に応じてモーターへ送電。市街地は静かに、省エネで走り、高速や登坂はエンジン発電を重ねて力を出します。

■メリット① 燃費
都市部でのストップ＆ゴーに強く、実用燃費に優れます。モーターの即時トルクでエンジンの負荷を抑え、回生もよく効く。例としてノートe-POWERはWLTC28.4km/Lが提示され、同クラスのガソリン車（ヤリス、フィット等）より約1.4倍有利と語られます※。家計とCO₂の両面でメリットが実感しやすいのが持ち味です。※数値は条件で変動。

■メリット② 静粛・滑らか
低中速ではエンジン停止が多く、室内は静か。変速ショックがないモーター直駆ゆえ、アクセルに対する応答はリニアです。信号待ちからの一踏みでスッと前へ――この“初動のご馳走感”はe-POWERならでは。運転者も同乗者も疲れにくい。

■メリット③ ハイブリッドの安心

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