MLBに挑戦しようとする佐々木晃希投手が、球団との交渉の場で提示した「無理な要求」が話題を呼んでいる。その中でも特に注目を集めたのが、「現役選手や元選手との面談を拒否する」という条件だ。これに対し、特にロサンゼルス・ドジャースが怒りを露わにし、この条件をきっぱりと拒否したことが、波紋を広げている。

佐々木の要求とその背景

佐々木はMLB挑戦に向けて、多くの球団と交渉を進めてきたが、その際に提示された「3つの条件」が議論を呼んでいる。

1つ目は、すべての交渉が代理人のアメリカ事務所で行われること。2つ目は、各面談の時間を最大2時間に制限すること。そして3つ目が、現役選手や元選手が面談に参加しないことだった。この要求は、選手が直接交渉に関わることで発生する「不要な偏りやプレッシャー」を避けるためだという。

代理人のジョエル・ウルフ氏は、「佐々木はどの球団も公平に評価することを望んでおり、特定の球団が他球団より優位に立つような状況を避けたいと考えています」と説明している。しかし、この条件が特定の球団に対しては挑発的に受け取られる結果となった。

ドジャースの反応

特に、これに反応したのがロサンゼルス・ドジャースだ。ドジャースは、球団のエースでありレジェンドであるクレイトン・カーショウや、昨年加入した大谷翔平といった選手たちとの面談を用意し、佐々木にとって最高の環境を提供しようと準備していた。

しかし、佐々木の「選手との面談拒否」という条件により、これらの計画は水泡に帰した。

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