今日は1991年に放送された、衝撃のラブサスペンスドラマ「もう誰も愛さない」を解説していきます。このドラマは、愛、復讐、そして金が複雑に絡み合う物語で、展開の速さから「ジェットコースタードラマ」と呼ばれ、大ヒットしました。
物語は、主人公の銀行員・みゆき(山口智子)が妹の弥生(観月ありさ)と婚約者の牧村(薬丸裕英)とともに別荘を訪れるところから始まります。
翌日、犯人は湖で遺体となって発見され、妹の弥生はショックで記憶喪失に。ここからみゆきの人生は一気に転落していきます。婚約者の牧村(以後、やっくん)は、みゆきに対し「そんな汚れた体では誰ももらってくれない」とゲスな発言をし、婚約破棄を迫ります。さらに、彼女が幸せになることを許さないと脅しまでかけてきます。
実は、この事件はすべて計画されたものでした。みゆきと同じ銀行の行員・小百合(田中美奈子)とその恋人である拓哉(吉田栄作)が仕組んだ罠だったのです。二人は、みゆきの実家の資産である10億円の土地を狙い、彼女を精神的に追い詰めて横領に導こうと画策します。
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