女優の倉科カナ（32）が、9日放送の日本テレビ「誰だって波瀾爆笑」（日曜前9・55）に出演し、壮絶な青春時代について語った。現在はドラマや映画、舞台で活躍し、多くのファンに愛される女優として知られる倉科だが、その裏には苦しい生活を乗り越えた経験があった。

倉科が幼いころ、家庭は比較的安定していた。しかし、両親が離婚したことで、生活は一変。彼女は貧しい暮らしを強いられることになった。「あまり裕福じゃなかった。もう1円あればこれ買えるのにな、みたいなこともあった」と、当時を振り返る。日々の生活の中で、お金の価値を痛感する出来事が数えきれないほどあったという。

高校進学後、家計を助けるために彼女はアルバイトを始めることを決意する。当時、まだ17歳だった彼女は、牛丼屋、懐石料理屋、ファミリーレストランの3つの仕事を掛け持ちしていた。朝は学校に行く前にバイト、授業が終わるとすぐに別のバイト先へ向かうという生活。彼女にとって、食費を浮かせることができる「まかない」がある飲食店のアルバイトは、生活を支えるための大きな助けになっていた。

また、彼女には5人きょうだいの長女としての責任もあった。自身の生活を支えるだけでなく、下のきょうだいたちのためにも「高校だけには行かせたい」と強く思っていたという。

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