昭和天皇には7人の子供がおられ、そのうちの5人の内親王殿下はそれぞれ波乱万丈の人生を歩んでいます。今回はその中でも特に注目される5人の内親王について振り返ってみましょう。
昭和天皇の第一工女であり、1925年に誕生した成子さま。幼少期から親の愛情をたっぷりと受け育てられました。
学業やスポーツに優れていた成子さまは、結婚後もその気質を生かし、皇室の伝統を大切にしつつも現代的な考え方を取り入れた人物として知られています。ご結婚相手は東久邇宮家の森広王で、皇籍を離脱してからは一般家庭での生活を送られることになりますが、戦後の困難な時代にも家族を支え、堅実でたくましい女性としての姿を国民に示しました。35歳の若さで他界した成子さまの早すぎる死は、多くの人々に惜しまれました。
1927年に生まれた久宮祐子内親王は、わずか1歳にも満たないうちに病気でこの世を去りました。その短い命は昭和天皇と香淳皇后に大きな悲しみをもたらしました。祐子内親王の死後、香淳皇后はしばらくの間、同じ重さの人形を抱いていたというエピソードが残っており、母としての深い愛情と悲しみが感じられます。
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