2024年、プロ野球シーンは新庄剛志監督の3年目に突入し、北海道日本ハムファイターズはAクラス争いに食い込んでいる。序盤は貯金を築き、ファンの期待を背負ってスタートを切ったものの、シーズン中盤に調子を崩し、一時は借金生活に転落した。それでも新庄監督は前向きな姿勢を崩さず、チームを再び上位に押し上げた。そんな状況の中で、名将落合博満が新庄の監督手腕に目を向け、彼の成功を予見していたのかもしれない。
2022年、2023年と2年連続で最下位に沈んだ日ハムにとって、2024年はまさに正念場の年であった。新庄監督にとっても3年目ということもあり、結果が求められるシーズンだった。開幕から勢いを見せた日ハムは、4月終了時点で25勝18敗、貯金7を記録し、パ・リーグ2位に浮上。特に交流戦でも勝ち越しを続け、5月末には貯金9まで積み上げるなど、新庄政権初の快進撃を見せた。
しかし、6月に入るとエース級のピッチャー陣が調子を落とし、チーム全体もそれに引きずられる形で失速。7月にはついに借金生活に突入し、ファンからも「やっぱり新庄では無理なのか」との声が聞かれるようになった。それでも、新庄監督は「これからですよ。逆に楽しみです」と強気な発言を繰り返し、チームを鼓舞し続けた。
そして、7月中旬から再び調子を取り戻し、貯金生活に復活。
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