千葉県鎌ケ谷にある日本ハムファイターズの二軍施設で、10月22日、江越大賀外野手（31歳）は球団からの戦力外通告を受けた。施設からスーツ姿で出てきた江越は、清宮幸太郎や石井一成ら仲間たちと握手を交わし、笑顔で別れを告げた。「2年間、本当に楽しかった」と振り返る彼の表情には、名残惜しさもありながら前向きな決意がにじんでいた。

戦力外通告の覚悟

2022年のオフシーズン、江越は阪神タイガースからトレードで日本ハムに移籍。新庄剛志監督のもとで、野球人生の再スタートを切った。阪神時代は守備力と走力に定評がありながらも打撃で苦しんでいた彼にとって、打撃を重視する新庄監督の指導は大きな挑戦だった。

「新庄監督からの熱血指導を受け、多くのことを学びました。彼のもとで野球ができたことは、本当に楽しかったです」と江越は語る。昨シーズンは100試合に出場し、5本塁打、13打点を記録。

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