憧れの大型バイクを手に入れたとき、多くのライダーが感じるのは「ついに夢が叶った」という高揚感。しかし、それが必ずしも長続きするとは限りません。本記事では、筆者が1年間所有したBMW S1000RRを手放した理由を振り返りつつ、その経験から見えてきた大型バイクの魅力と現実について解説します。
高級車であるS1000RRは、その美しい外観と高性能ゆえに「大切にしすぎる」あまり、気軽に乗ることが難しくなりました。たとえば、ライディングジャケットやグローブを選ぶ際にも、車体に傷がつかないようジッパーや金具のないものを選ぶ徹底ぶり。また、駐車場所にも神経を使い、自分の視界から外れる場所には停めたくないというストレスもありました。
これらの気遣いは、愛車への愛情の表れとも言えますが、やがて「乗りたいけど疲れる」「いっそ手放したほうが良いのでは」という心理に変わっていきました。結果的に、「バイクは乗るもの」という筆者の価値観から、S1000RRは手放す決断を下しました。
S1000RRのようなスーパースポーツバイクは、その特性上、前傾姿勢が避けられません。この前傾姿勢は、サーキットや高速道路での走行では理にかなっていますが、街中や長距離ツーリングでは負担が大きくなります。
筆者は特に腰や腕への負担を感じており、「走行中、常に体を動かしながら痛みを逃がす」
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=xJiNJPwM5go,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]